「FTMOの取引ルールを詳しく知りたい」
こんなことを思っている方向けに
本記事では、FTMOの取引ルールと合格・失格条件について詳しく解説します。
FTMOは、2015年から運営されているプロップファームです。
用意されたチャレンジに合格することで、3500万円ほどの資金を運用することができ、利益の一部を受け取ることができます。
FTMOの取引ルールについて
FTMOは、トレーダーがプロトレーダーとして認定されるために、2段階の評価フェーズを設けています。
この評価をクリアすることで、実際の資金で取引を行う資格が得られます。
以下では、その具体的なルールとステップについて詳しく説明します。
FTMOチャレンジのステップ
FTMOの評価は2つのステップに分かれており、それぞれの条件をクリアする必要があります。
項目 | ステップ1 | ステップ2 | プロトレーダー |
---|---|---|---|
取引期間 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
チャレンジ期間 | 4日以上 | 4日以上 | なし |
口座種別 | デモ口座 | デモ口座 | リアル口座 |
目標利益率 | 10% | 5% | 適用なし |
1日の許容損失率 | 5%未満 | 5%未満 | 5%未満 |
全取引の許容損失率 | 10%未満 | 10%未満 | 10%未満 |
出金 | × | × | 可能 |
合格と失格のルール
合格条件
- ステップ1: 目標利益率10%($25,000の口座なら$27,500に)
- ステップ2: 目標利益率5%($25,000の口座なら$26,250に)
失格条件
- 1日の最大損失率が5%を超えた場合
- 全体の損失率が10%を超えた場合
- 経済指標発表の2分前からエントリーした場合(プロトレーダーのみ)
- 週末のポジションの持ち越し(プロトレーダーのみ)
ニュース取引の制限
FTMOチャレンジおよび検証中は、ニュースリリース中でも自由に取引できます。
しかし、プロトレーダーとして認定された後は、特定のニュースリリース時に取引が制限される場合があります。
FTMOアカウントで取引する際は、以下のニュース発表の2分前から2分後までの時間帯に、新規取引や既存の取引を決済することは禁止されています。
例えば、米国雇用統計(NFP)発表中は、EURGBPやAUDNZDなどの非対象金融商品を取引できますが、USDJPYやGBPUSDは取引しないでください。
ニュースリリースの日程はFTMOホームページの経済カレンダーから確認できます。
FTMO Account Swing口座では、これらの制限は適用されません。
ポジションの持ち越し
FTMOチャレンジや検証中は、ポジションを夜間や週末に持ち越すことができます。
しかし、FTMOトレーダーとしてリアル口座を持つ場合、週末や市場のロールオーバー期間が2時間を超える際にはポジションをクローズする必要があります。
FTMO Account Swing口座では、これらの制限は適用されません。
取引商品と戦略
FTMOでは、様々な取引商品(Forex、インデックス、コモディティ、株式、暗号通貨など)を取引できます。
取引戦略についても特に制限はなく、裁量取引、アルゴリズム取引、EA(エキスパートアドバイザー)など自由に選択可能です。
ただし、FTMOアカウントでの結果をライブアカウントで再現可能である必要があります。
チャレンジプランの種類と料金
FTMOのチャレンジプランは、アカウントのサイズに応じて5種類あります。料金はユーロとドルの両方で支払うことが可能です。
ユーロでの料金は以下の通りです。
アカウントのサイズ | 価格 (€) | レバレッジ |
---|---|---|
$10,000 | €150.00 | 100倍/30倍 |
$25,000 | €250.00 | 100倍/30倍 |
$50,000 | €345.00 | 100倍/30倍 |
$100,000 | €540.00 | 100倍/30倍 |
$200,000 | €1,080.00 | 100倍/30倍 |
ドルでの料金は以下の通りです。
アカウントのサイズ | 価格 ($) | レバレッジ |
---|---|---|
$10,000 | $168.72 | 100倍/30倍 |
$25,000 | $272.13 | 100倍/30倍 |
$50,000 | $375.54 | 100倍/30倍 |
$100,000 | $587.80 | 100倍/30倍 |
$200,000 | $1175.59 | 100倍/30倍 |
料金はFintokeiやalpha capital group に比べると少し割高となっています。
👆Fintokeiやalpha capital group について詳しく知りたい方👆
まとめ
今回は、FTMOの取引ルールについて話しました。
チャレンジ合格条件
ステップ1:口座残高を10%増やす
ステップ2:口座残高を5%増やす
チャレンジ失格条件
・1日の最大損失が5%を超える
・各ステップ全体の損失が10%を超える
チャレンジの難易度は若干高いです。
FintokeiとAlpha Capital Groupのチャレンジではステップ1の合格条件が「口座残高を8%増やす」になっています。
プラン料金も少し割高になっています。
しかし、FTMOにしかない魅力もたくさんあるので挑戦してみるのも良いと思います。
詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
FTMOについてよくある質問
- QFTMOに参加するのに何か特別な資格はいりますか?
- A
資格などは特に必要ありません。18歳以上であれば、誰でも参加することができます。
- QFTMOはどの国の方でも参加できますか?
- A
FTMOはイラン、シリア、ミャンマー、北朝鮮、米国在住者(国籍および居住者)にサービスを提供していません。
- QFTMOは法人クライアントを受け入れていますか?
- A
いいえ、FTMOは法人、つまり会社信託のクライアントを受け入れていません。
- QFTMOトレーダーになるためにはどれくらい時間がかかりますか?
- A
チャレンジに合格するためには、最低でも4取引日(連続である必要はありません) 取引することです。2つのステップがあるので、最短で8取引日後にFTMOのトレーダーになれます。
- QEAは使用可能ですか?
- A
FTMOではEAの使用が可能です。
- QFTMOの利益はいつ出金できますか?
- A
チャレンジに合格してから2週間後に利益を引き出すことができます。
- Q評価プロセス中にプラットフォームを変えることはできますか?
- A
評価プロセスの各段階が終了した後に変更できます。
- Qレバレッジは何倍までですか?
- A
レバレッジは最大100倍までです。スイングタイプのアカウントでは最大30倍までとなります。
- Q取引で使用できるプラットフォームは何ですか?
- A
取引にはMT4、MT5、Ctrader、DXtrade を使用できます。
- Q何かほかに料金はかかりますか?
- A
初めに支払う料金以外は必要ありません。チャレンジと検証に合格すると、はじめの利益分割の時に、料金は返金されます。