「The5ersの禁止事項について知りたい」
「The5ersとは何か知りたい」
「そもそもプロップファームとは何か」
このようなことを思う方は多いと思います。
本記事では、プロップファームの概要・The5ersの禁止事項について解説します。
プロップファームは自社の資金を、使い市場で取引を行う会社です。
投資家などの外部からお金を集めて運用するヘッジファンドとは異なり、自社の資金を使うことがプロップファームの特徴です。
プロップファームはそれぞれのチャレンジを用意しており、それに合格したトレーダーに対して資金を提供し、利益を分け合うことがよく行われます。
The5ersとは
The5ersとは、イスラエルに拠点を置き、2016年から運営しているプロップファームです。
海外消費者レビューサイトサイトである「Trust Pilot」で4.8点/5点をの評価を獲得するなど、信頼の置けるプロップファームの一つです。
The5ersは信頼面でも優れていますが、何よりもスケーリングプランが他のプロップファームに比べて優れていると言えます。
The5ersのスケーリングについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
The5ersの禁止事項
The5ersでの取引では多くの禁止事項が存在します。
これらのルールは、チャレンジ期間とチャレンジ合格後の期間のトレード両方で適用されているので、よく確認しておく必要があります。
The5ersの禁止事項は以下の通りです。
アービトラージ法
アービトラージ法とは、類似していたり、同じ資産が異なる市場内で価格が違うことを利用したり、その不具合を利用する手法のことです。
例えば、とあるA市場では100円の商品がB市場では101円だった時に安いA市場でその商品を買いB市場で売り利益を得るようなこと。
このような価格の不整合を利用するような取引は禁止されています。
高頻度取引
高頻度取引とは、数秒単位で何回も取引を行い、市場の小さな価格変動を利用して利益を上げようとする取引のことです。
例えば、価格が100.00円から100.01円に上昇した瞬間に注文を出し、100.02円に達した時に売るような取引です。
高頻度取引はかなり小さな価格差を捉えるものなので、アルゴリズムなどを利用することなどでしかできないような難しいものですが、禁止されています。
ニュースブランケット戦略
ニュースブランケット戦略とは、規模の大きい経済ニュースの前に、その時の市場価格のすぐ上と下に買いと売りの保留注文を置いておく手法です。
これによりニュース発表と同時に片方の注文が実行され利益を狙うことができます。このような取引手法は禁止されています。
システムエラーの悪用
The5ersでは、システムエラーや技術的な不具合を利用したトレードの手法を禁止しています。
例えば、取引プラットフォームが誤った価格を表示している時に、それを利用して利益をあげるようなことがそれに当てはまります。
コピートレード、取引の共謀、一方向ベット
他の人のトレードをマネするコピートレードや他のトレーダーとアカウントを連携させるようなことは禁止されています。
また、市場の動向や分析を無視して、常に同じ方向にポジションを持ち続けることも禁止されています。
ロールオーバースキャルピング
ロールオーバースキャルピングとは、短期間の取引で利益を狙うと同時に、ポジションを持越しスワップによる金利収入も狙う戦略です。
ロールオーバー期間中の流動性の低さを利用して、小さな価格差をから利益を得るために急速な取引を行う手法です。
このような取引はThe5ersでは禁止されています。
サードパーティのEA使用
The5ersでは、他のトレーダーが同じ取引を開いているサードパーティのEAの使用を禁止しています。
サードパーティのEAとは、外部の開発者や企業が提供する自動取引プログラムのことです。
またソースコードを所持していないEAを使用することも禁止されています。
ティックスキャルピング
ティックスキャルピングとは、各ティックごとに発生する価格のわずかな変動を利用して、数秒以内に取引を完了させる取引のことです。
ティックスキャルピングは、市場の微細な変動を利用した非常にリスクの高い手法であり、他のトレーダーに不公平な影響を与える可能性があるため、The5ersでは禁止されています。
アカウント共有と再販、チャレンジ代行サービス
The5ersでは、他の個人や団体に対して自分のアカウントを共有したり、再販するようなサービスを禁止しています。
また他のトレーダーのチャレンジを代行し、資金提供を約束するようなことも禁止されています。
まとめ
今回はThe5ersの禁止事項について話しました。
多くの禁止事項があり、面倒に感じる方も多いかもしれませんが、ごく普通にトレードをしていたら大丈夫な範囲のものばかりなのでそこまで気にしなくても良いかもしれません。
The5ersにはそれらの面倒な側面以上に魅力的な点がたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみましょう。